最小加工径ø10.5mmに対応する内径溝入れ加工用工具『AddInternalCut』新登場!

ユニークな4コーナ仕様インサートの採用で、優れた刃先位置精度を実現

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、4コーナ仕様インサートで最小加工径ø10.5mから対応可能な高精度内径溝入れ加工用工具『AddInternalCut(アド・インターナル・カット)』を、2021年9月22日より全国で発売を開始します。

製品情報

No. 544-J 

■『AddInternalCut』の特長

『AddInternalCut』は、ユニークな形状の4コーナ仕様インサートを採用し、最小加工径ø10.5mmから対応可能な内径溝入れ加工用工具です。

従来、内径溝入れ加工用工具は、加工径の制約によりインサートを狭いスペースに配置する必要があり、そのため1コーナまたは2コーナ仕様インサートが主流でした。

この最新の『AddInternalCut』は、経済的で高精度な4コーナ仕様インサートを採用。さらに工具剛性と良好な切りくず排出性を両立させた画期的なクランプシステムで、非常に安定した高精度内径溝入れ加工を実現しています。

『AddInternalCut』のインサートは、切れ刃から離れた位置でホルダのポケットに接しており、たとえ一つのコーナが欠損してもインサートクランプには影響せず、そのまま他のコーナを使用して加工を継続できます。また、インサートは3か所で保持されており、極めて高いクランプ剛性を実現するとともに、取付け時の繰返し位置精度も抜群で、高精度な溝入れ加工を可能にしています。

このインサートは、両面仕様で取付け方向に勝手がありません。そのため、左右どちらの勝手のホルダにも同じインサートを共用でき、在庫管理も容易です。

溝幅1.5~2.5mm、最大溝深さ2mmに対応するTCIG形インサートは、研削級で精度が高く、切れ味の鋭いブレーカによって切削抵抗が低く抑えられています。この高精度インサートと高剛性クランプによって、不安定になりがちな内径溝加工においても、びびりの少ない安定した加工が可能となります。

ホルダは最小加工径ø10.5mmから対応し、全て内部給油仕様です。切れ刃近傍に直接給油することで寿命延長の他、確実に切りくず排出を促す効果が期待できます。

このように、『AddInternalCut』は、切れ味の鋭い高精度インサートを高剛性にクランプでき、安定した内径溝入れ加工を実現します。

■主な形番、標準価格

TCIG10-150-010 AH725 2,060円(税込み2,266円)
A12H-STCIR10-D105 31,500円(税込み34,650円)

計9アイテム